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無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 心のケア   

心のケアの更新を滞ってしまい、誠に申し訳ありませんでした。
深く反省しております。


今回のこうしんは、
震災と心のケア 子どもの心の傷がPTSDになる前に』
監修:石崎朝世、共著:片山和子/湯汲英史、出版社:日東書院

という本から、引用いたしました。


一章 親が子にしてあげられる心のケア Q&A
の内容のなかの
Q12「子どもを優先にしているつもりですが、自分自身もつらいことも多いのですが…」
について記載していきます。


■ 自分自身が無事でこそ助けることができる
現在、行われているかどうかはわかりませんが、機内乗務員の研修で、
生きるか死ぬかの事故が発生した状況でのこんな質問があるそうです。
「緊急放送とともに酸素マスクが下りてきました。
さて、誰からマスクをの着用を始めますか?」

あなたでしたらどう決断なさいますか?

介護の必要なお年寄り?車椅子の障害者?乳幼児連れの親子?妊娠中の女性?

この機上乗務員の場合の答えは、どれでもありません。

まず、機上乗務員自身がマスクの着用するように指導、訓練されているのだそうです。
これはつまり、自身が自分の足で立ててこそ、
人に救いの手を差し伸べることができるということなのでしょう。
助けている最中に自分が倒れてしまっては共倒れになります。
それでは、誰も助からないことになってしまいます。

子どもに関わる大人にも同じようなことが言えるのではないでしょうか。
ですから、まず、ご自身の心身の健康を大切にしてください
本物の健康が土台にある周囲の大人がニコニコしていれば、
それは太陽からの温かい日射しのように子どもを育みます。


■ 大人自身はどう生きていくか

震災は、当然のことながら、子どもだけではなく、大人にもまたストレスを与え、
心を傷つけるものです。
では、大人は子どもを育て、支えていくために、どうしたらいいのでしょうか?
そのために自分自身を大事にするというのは、具体的にはどうすることなのでしょうか?


①がんばりすぎない
状況によっては、頑張ることで気持が支えられ乗り越えられることもあります。
でも、頑張り過ぎてはしまわないよう、自分の心や身体の状態に目を向けてください。


②ひとりで抱え込まない
ひとりで抱え込まないことが重要です。
ひとりでできそうなことでも、周りの人に声をかけて、誰かと一緒に取り組んでください。

その理由は、子育ては継続力問われるものだからです。
今していること、してあげたいことが、今の状態で、
どこまで続けられるのかを見極めてください。

そもそもたとえば車の運転でも勉強でも、ずっと続けることはできず、
途中で一休みすることが必要です。
この場合は、エンジンを止めたり、横になればいいのです。

しかし、相手が人なら、そういうわけにはいきません。
子育てを途中で一休みすることはできません。
このようなときには、誰か他の人に替ってもらいましょう。

絶対的弱者といわれる乳幼児、高齢者の世話をする場合、1.5対応と言われるように、
一日関わったら半日は休む、と、自分自身を休める必要があります。


③身近な理解者を
家族でも友達でもよいので、身近に自分のことをわかってくれる人を作りましょう。
たったひとりでも自分のことをわかってくれる人がいれば、
人は自殺にまではいかないと言われます。
それほど、他人に自分の大変さに共感してもらい、全面的に受容してもらい、
理解してもらいながら聞いてもらえるということは、生きていく上で欠かせないことです。


④できないことを考えない
「できないこと」はあまり考えないようにしてください。
「今できること」や「これからやっていきたいこと」に目を向けましょう。
どうしてもできないことを考えてしまうときは、何か楽しくなること、
嬉しくなることを思い浮かべてください。
したいこと、美味しいもの、楽しい映画、本など、どうでしょうか。

単純な熱中できるゲームや遊びを、子どもと一緒にするのも良いことだと思います。


⑤日常的なことを大切に
震災前、日常的にやっていたことを、どんな小さいことでもよいので、やってみてください。
習い事、趣味、集り、歌ってみる、俳句を詠んでみる、など・・・。
まずは一人ででもできることからやってみましょう。


⑥休むことは大切なこと
休むことは大切なことです。気を抜く時間も作りましょう。

家族のチームプレーが欠かせない、といわれますが、それは家族がいると、
疲れたりしたときには交替して、一人当たりの負担を減らすことができるためです。
家族機能が衰退すると、子どもを育てる環境も悪化することになります。

もし、自分を休ませるための手段が家族内にない人は、積極的に社会資源を活用しましょう。
ボランティアを活用したり、信頼できる人を探して、お互いに預け合いましょう。


⑦専門家に相談してみる
それでも疲れているときは、医療機関や相談機関で専門の先生に相談してみてください。
専門の先生に相談することで、きっと良いアドバイスがもらえるはずです。
誰かに相談するのは、心が弱いからではありません。
強い、健康な部分が力を振り絞っている、その声に耳を傾けてこそできることです。
自分の中の健康な部分の発露を妨げないでください。


⑧休んでもいいと伝えてあげる
もし、周囲に頑張りすぎている人がいたら、「休んでもいいんだよ」と
声をかけてあげるようにしましょう。休む勇気を与えてあげることも大切です。

その場合、まず、自分から休んで見せてください。
できることなら、一緒の時間を共有するのもよいでしょう。
休む人は、なまけもの、気が弱い人、ダメな人、というレッテルを貼る時代の尻尾が、
今もまだ残っています。
まず自らの意識を変え、それから周囲の人の意識も変われるように、行動していきませんか。


頑張り過ぎず、休むということも大事なことですね。

引き続き、この本のなかからピックアップしていこうと思います。


<太陽くん>

by zemi21 | 2011-09-13 21:24 | 心のケア

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